ブログやホームページを見ていると、記事タイトルの上に
ホーム > ブログ運営 > SEO > ○○
のような表示を見かけたことはありませんか?
この表示はパンくずリストと呼ばれ、読者が現在どのページを見ているのかを分かりやすく示すための機能です。
表示中の「ブログ運営」、「SEO」は一般的に「カテゴリー」と呼ばれています。
○○には、現在閲覧している記事のタイトルが表示されることが一般的です。
一見すると目立たない存在ですが、読者がサイト内を移動しやすくなるだけでなく、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなるなど、SEOの面でも重要な役割を担っています。
また、多くのWordPressテーマでは初めから表示されているため、「見たことはあるけれど、役割までは知らない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- パンくずリストとは何か
- パンくずリストの役割
- パンくずリストのメリット
- SEOとの関係
- WordPressでの設定方法
について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
パンくずリストとは
パンくずリストとは、サイト内で現在閲覧しているページの位置を示すナビゲーションです。
トップページから現在のページまでの経路を表示することで、読者は自分がサイト内のどこにいるのかを一目で把握できます。つまり「現在地を示す案内表示」とも言える存在です。
ここではパンくずリストについて、名前の由来や役割、表示例を交えながら解説します。
パンくずリストの名前の由来
「パンくずリスト」という少し変わった名前は、童話『ヘンゼルとグレーテル』に由来しています。
物語の中で、主人公たちは帰り道が分かるようにパンくずを落としながら森の中を進みました。
実際には鳥に食べられてしまいますが、「通ってきた道を示す目印」という考え方が、現在のWebサイトにも取り入れられています。
Webサイトでは、パンくずを落とす代わりに、
ホーム > カテゴリーA > カテゴリーB > ○○
というように表示することで、現在地までの道順を示しています。
パンくずリストの役割

パンくずリストの最も大きな役割は、読者に現在地を伝えることです。
例えば、大型ショッピングモールへ行くと、
現在地はこちら
という案内板があります。
パンくずリストもこれと同じ役割を果たしています。
例えば、
ホーム > カテゴリーA > カテゴリーB > ○○
と表示されていれば、
「今はカテゴリーBの記事を読んでいる」
ということがすぐに分かります。
さらに、「カテゴリーA」や「ホーム」をクリックすれば、上位のページへ簡単に戻ることもできます。
読者が迷わずサイト内を移動できるようになるため、ユーザビリティの向上にもつながります。
パンくずリストの表示例
実際のパンくずリストは、記事タイトルの上付近に表示されることが多く、次のような形式になっています。

このような表示を見ることで、
- どのカテゴリーの記事なのか
- どの階層にあるページなのか
が一目で分かります。
普段はあまり意識しない機能ですが、読者が迷わずサイト内を閲覧するために欠かせない存在です。
パンくずリストのメリット
パンくずリストには、単に現在地を表示するだけではなく、読者とサイト運営者の双方に多くのメリットがあります。
ここでは代表的なメリットを紹介します。
現在地が分かりやすくなる
パンくずリスト最大のメリットは、現在地をすぐに把握できることです。
例えば、検索結果から直接記事へアクセスした場合、その記事がサイト内のどの位置にあるのかは分かりません。
しかし、パンくずリストが表示されていれば、
ホーム > カテゴリーA > カテゴリーB > ○○
というように、サイト全体の中でどこに位置している記事なのかをすぐ理解できます。
これは初めて訪れた読者にとって非常に便利な機能です。
上位ページへ移動しやすくなる
パンくずリストには、それぞれの階層へのリンクが設定されています。
そのため、
ホーム > カテゴリーA > カテゴリーB > ○○
という表示であれば、
「カテゴリーBの記事をもっと読みたい」
と思った場合、カテゴリーBをクリックするだけで一覧ページへ戻ることができます。
いちいち戻るボタンを押す必要がないため、サイト内を快適に閲覧できます。
サイト構造を把握しやすくなる
パンくずリストは、サイト全体の構造を理解する手助けにもなります。
例えば、次のようなパンくずリストだっとします。
ホーム > カテゴリーA > カテゴリーB > ○○
すると、サイトの階層構造は次のような対応関係となります。

このように、パンくずリストとカテゴリー構造(サイト構造)は密接に関係しています。
以前紹介した「カテゴリーは本棚」という考え方で言えば、パンくずリストは読者が現在どの本棚にいるのかを示す案内表示とも考えられます。
カテゴリーが整理されているほど、パンくずリストも分かりやすくなり、読者にとって使いやすいサイトになります。
カテゴリーとタグの違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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パンくずリストはSEOに効果がある?
パンくずリストは、ユーザーが現在地を把握しやすくなるだけでなく、SEOの面でも役立つと考えられています。
ただし、「パンくずリストを設置しただけで検索順位が大きく上がる」というものではありません。
検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなったり、ユーザーがサイト内を移動しやすくなったりすることで、結果的にSEOへ良い影響を与える可能性があります。
ここでは、パンくずリストがSEOに役立つ理由について見ていきましょう。
検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなる
検索エンジンは、Webサイト内を巡回しながらページ同士のつながりを把握しています。
パンくずリストが設置されていると、
「ホーム → カテゴリー → 記事」
という階層構造が明確になるため、検索エンジンもページ同士の関係を理解しやすくなります。
また、サイト全体の構造が整理されていると、新しく公開した記事や更新したページも見つけてもらいやすくなる可能性があります。
そのため、パンくずリストは検索エンジンにとっても、サイト構造を把握するための手がかりの一つとなっています。
内部リンクとしての役割も果たす
パンくずリストには、上位ページへ移動するためのリンクが設置されています。
例えば、
「ホーム」や「カテゴリー」のリンクをクリックすることで、関連するページへ簡単に移動できます。
これはユーザーにとって便利であるだけでなく、サイト内のページ同士をつなぐ内部リンクとしても機能します。
内部リンクが適切に張られていると、検索エンジンがページを巡回しやすくなり、サイト全体の構造も理解しやすくなります。
そのため、パンくずリストは「現在地を示す案内板」としてだけではなく、サイト全体をつなぐ役割も担っています。
検索結果に表示される場合がある

Googleでは、検索結果にパンくずリストが表示される場合があります。
その結果、記事の内容をイメージしやすくなり、検索結果の一覧でも見やすい表示になることがあります。
ただし、検索結果に必ずパンくずリストが表示されるとは限りません。
Googleがサイト構造などを総合的に判断した上で表示するため、表示されない場合もあります。
上の画像のように、検索結果へパンくずリストが表示されることで、記事がどのカテゴリーに属しているのかが分かりやすくなります。
ユーザーが目的の記事かどうかを判断しやすくなるため、利便性の向上にもつながるでしょう。
パンくずリストを非表示にしてもいい?
パンくずリストは、多くのWebサイトやブログで利用されているナビゲーション機能です。
しかし、「デザインをすっきり見せたい」「パンくずリストは必要ないのでは?」と考え、非表示にしたいと思う方もいるかもしれません。
実際には、ページの目的によっては非表示を検討してもよいケースがあります。ただし、一般的なブログや情報サイトでは、基本的には表示しておくことをおすすめします。
ここでは、非表示を検討してもよいケースと、表示をおすすめする理由について解説します。
非表示を検討してもよいケース
パンくずリストは便利な機能ですが、すべてのページで必ず表示しなければならないわけではありません。
例えば、
- ランディングページ(LP)
- キャンペーンページ
- 1ページだけで完結する特設ページ
- デザインを最優先したいページ
などのように、商品やサービスの購入・申し込みを目的としたもの、キャンペーンページや期間限定の特設ページなど、サイト構造よりもデザインや訴求を重視したいケースでは、パンくずリストを非表示にすることもあります。
ただし、一般的なブログ記事や情報サイトでは、このようなケースはあまり多くありません。
基本的には表示がおすすめ
ブログや情報サイトを運営するのであれば、基本的にはパンくずリストを表示しておくことをおすすめします。
パンくずリストがあることで、読者は現在どのページを閲覧しているのかが分かりやすくなり、上位のカテゴリーや関連ページへもスムーズに移動できます。
また、サイト全体の構造を把握しやすくなるため、初めて訪れた読者でも迷いにくくなります。
さらに、検索エンジンがサイト構造を理解する手がかりの一つとなり、検索結果にパンくずリストが表示される場合もあります。
もちろん、パンくずリストだけで検索順位が大きく向上するわけではありません。しかし、ユーザーの利便性やサイトの分かりやすさを高めるという点では、大きな役割を果たしています。
特別な理由がない限り、ブログや情報サイトではパンくずリストを表示したまま運用することをおすすめします。
パンくずリストの設定方法
パンくずリストは、多くのWebサイトやブログで利用されていますが、設定方法は利用しているテーマやプラグインによって異なります。
そのため、「設定項目が見つからない」「画面が記事の説明と違う」と感じることも珍しくありません。
ここでは、パンくずリストを設定する際に知っておきたいポイントについて解説します。
テーマやプラグインで設定する
パンくずリストは、WordPressに標準機能として用意されているわけではありません。
そのため、多くの場合はテーマやプラグインの機能を利用して表示・設定します。
最近のWordPressテーマでは、パンくずリストがあらかじめ搭載されているものも多く、初期設定のまま表示される場合もあります。
一方で、プラグインを利用してパンくずリストを表示できるテーマもあるため、利用している環境によって設定方法はさまざまです。
まずは、現在使用しているテーマにパンくずリストの機能が搭載されているか確認してみるとよいでしょう。
テーマによって設定方法が異なる
パンくずリストの設定画面や項目名は、利用しているテーマによって異なります。
例えば、あるテーマでは管理画面から簡単に表示・非表示を切り替えられる一方で、別のテーマでは細かなカスタマイズ設定の中に用意されていることもあります。
また、同じテーマを利用していても、バージョンアップによって設定項目の名称や配置場所が変更される場合があります。
インターネット上の記事と現在の管理画面が異なる場合でも、不具合とは限りません。まずはテーマのバージョンや更新日を確認してみましょう。
まとめ
パンくずリストは、現在地を分かりやすく示すだけでなく、サイト内を移動しやすくしたり、サイト構造を把握しやすくしたりする役割があります。
また、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなるほか、検索結果にパンくずリストが表示される場合もあるため、SEOの面でも役立つと考えられています。
設定方法は利用しているテーマやプラグインによって異なり、同じテーマでもバージョンによって設定画面や項目が変更されることがあります。そのため、古い情報だけではなく、公式マニュアルや最新の情報も確認しながら設定を進めることが大切です。
パンくずリストは、読者にとっても検索エンジンにとってもメリットの多い機能です。
特別な理由がない限り、ブログやWebサイトでは表示しておくことをおすすめします。これからサイトを運営する方や、まだ設定していない方は、この機会にご自身のサイトでもパンくずリストの設定状況を確認してみてはいかがでしょうか。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
