WordPressでブログを運営していると、「カテゴリーとタグはどのように使い分ければ良いのだろう?」と悩んだことはありませんか。
「カテゴリーは大分類、タグは小分類」と説明されることもありますが、それだけでは違いが分かりにくく、実際に記事を分類する際に迷ってしまうこともあるでしょう。
私自身もブログを運営する中で、カテゴリーとタグをどのように使い分ければ良いのか悩んだ時期がありました。そして考えた結果、
- カテゴリーは「本棚」
- タグは「キーワード」
と考えると、とても理解しやすいことに気付きました。
本棚にはさまざまなジャンルの本が並び、本には内容を表すキーワードがあります。ブログのカテゴリーとタグも、それぞれ同じような役割を担っています。
本記事では、カテゴリーとタグの違いを本棚に例えながら分かりやすく解説するとともに、実際に設定する際のポイントや考え方についても紹介します。
目次
カテゴリーとタグの違い
ブログを始めたばかりの方の中には、「カテゴリーとタグの違いがよく分からない」と感じる方も多いでしょう。
どちらも記事を整理するための機能ですが、それぞれ役割が異なります。
まずは全体の違いを画像で確認してから、それぞれの役割を見ていきましょう。
カテゴリーとタグの違い

カテゴリーは記事を整理するための分類
カテゴリーは、記事を大きなテーマごとに分類するための機能です。
本で例えると、本棚のような役割があります。
例えば、旅行に関する記事なら「旅行」、映画レビューなら「映画」というように、記事をテーマ別に整理します。
カテゴリーを設定しておくことで、読者は同じテーマの記事を見つけやすくなります。また、サイト全体の構造も整理されるため、運営者にとっても管理しやすくなるというメリットがあります。
タグは記事の特徴を表すキーワード
タグは、記事の特徴や話題を表すキーワードです。
カテゴリーが「記事を分類するもの」であるのに対し、タグは「記事同士を共通する話題でつなぐ役割」という違いがあります。
例えば、「初心者向け」「比較」「設定方法」などのタグを付けることで、関連する記事を横断的に探しやすくなります。
また、一つの記事には複数のタグを設定できるため、異なるカテゴリーの記事同士を関連付けることもできます。
ここでは、
- カテゴリーは記事を大きく分類するもの
- タグは記事の特徴を表すキーワード
という違いを理解しておけば十分です。
次は、本棚とキーワードに例えて、それぞれの役割をさらに分かりやすく見ていきましょう。
本棚とキーワードで考えると分かりやすい
ここまででカテゴリーとタグの役割は理解できたと思います。
では、「本棚」と「キーワード」に例えて考えてみましょう。
図書館を思い浮かべてみてください。
図書館には「物理学」「宗教学」「哲学」など、さまざまな本棚があります。そして、本は内容に応じて、それぞれ適切な本棚へ並べられています。
一方で、本には「宇宙」「時間」「生命」といった、その本の内容を表すキーワードがあります。
この考え方は、ブログのカテゴリーとタグにもそのまま当てはまります。
カテゴリーは本棚
カテゴリーは、本棚のような役割を持っています。
例えば、図書館では「物理学」の本を歴史の本棚へ置くことはありません。同様に、ブログでも記事は最も適したカテゴリーへ分類することで、サイト全体が整理されます。
読者はカテゴリーを見ることで、
「このカテゴリーには、同じテーマの記事がまとまっているんだな」
と理解できます。
また、運営者にとっても記事を管理しやすくなり、新しい記事を書く際にも「この内容なら、このカテゴリーに入れよう」と判断しやすくなります。
タグは本の特徴を表すキーワード
一方、タグは本の特徴を表すキーワードです。
例えば、「宇宙」というテーマは、物理学だけでなく宗教学や哲学でも扱われることがあります。物理学(または天文学)では「宇宙」はもちろんのこと、一方、宗教学・哲学には万物の起源を説明する枠組みとして「宇宙」について語られることがあります。
つまり、「宇宙」は本棚の名前ではなく、本の内容を表す特徴です。
ブログでも同じように、タグは記事の特徴や話題を表します。
そのため、カテゴリーとは異なり、同じタグを複数の記事へ設定することで、共通するテーマの記事同士を関連付けることができます。
タグはカテゴリーを横断できる
同じタグは複数のカテゴリーで使える

例えば、次のような本があったとします。
- 「宇宙論入門」(物理学)
- 「宗教と宇宙観」(宗教学)
- 「宇宙はなぜ存在するのか」(哲学)
これらは、それぞれ異なる本棚に並びます。
しかし、どの本にも「宇宙」という共通のテーマがあります。
もし「宇宙」をカテゴリーにしてしまうと、本来「物理学」「宗教学」「哲学」として分類すべき本が、すべて「宇宙」という一つのカテゴリーへ集まってしまい、分類として分かりにくくなります。
そこで、
- 「物理学」「宗教学」「哲学」をカテゴリー
- 「宇宙」をタグ
として考えると、それぞれの役割がはっきりします。
このように、カテゴリーは記事を分類するためのもの、タグは記事同士をつなぐためのキーワードという違いがあります。
タグはカテゴリーを横断して利用できるため、読者は異なるカテゴリーの記事でも、同じテーマの記事を見つけやすくなります。
本棚とキーワードという考え方を意識すると、カテゴリーとタグの役割の違いが自然と理解できるでしょう。
では実際に、カテゴリーやタグを設定する際は、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。次は、私が実際に運用する中で意識しているポイントを紹介します。
カテゴリーとタグを設定する時のポイント
カテゴリーとタグには、「この設定が絶対に正しい」というルールはありません。
そのため、ブログによって運用方法は異なります。しかし、あらかじめ自分なりのルールを決めておくことで、サイト全体の構造が分かりやすくなり、記事を書くたびに迷うことも少なくなります。
ここでは、私が実際にカテゴリーやタグを設定する際に意識しているポイントを紹介します。
カテゴリーは1記事1つがおすすめ
WordPressでは、1つの記事に複数のカテゴリーを設定できます。
しかし、私は1記事につき1つのカテゴリーにすることをおすすめします。
例えば、1つの記事に
- ブログ運営
- SEO
- WordPress
という3つのカテゴリーを設定したとします。
すると、その記事は3つのカテゴリー一覧に表示されます。
もちろん、この設定が間違いというわけではありません。
ただ、図書館で例えると、同じ本を「物理学」「哲学」「宗教学」の3つの本棚へ同時に置いているような状態になります。
本来は、
「この本はどの本棚へ置くべきか」
を考えて配置した方が、本を探しやすくなります。
ブログでも同じように、
「この記事はどのカテゴリーに属する記事なのか」
を基準にカテゴリーを決めることで、サイト全体の構造を整理しやすくなります。
タグは付け過ぎない方が良い
タグは、記事の特徴を表す便利な機能です。
しかし、「関連しそうだから」という理由で何でもタグを付けてしまうと、本来の役割が薄れてしまいます。
例えば、
- 初心者
- 入門
- 解説
- 設定
- おすすめ
- ブログ
- サイト
- WordPress
など、多くのタグを設定すると、ほとんどの記事に同じタグが付き、分類として機能しにくくなることがあります。
私は、
「この記事を探す人が思い浮かべそうな言葉」
だけをタグとして設定するようにしています。
目安としては、3〜5個程度にすると管理しやすく、タグ本来の役割も保ちやすいでしょう。
カテゴリーとタグを同じ名前にしない方が良い理由
例えば、
- カテゴリー:SEO
- タグ:SEO
という設定も可能です。
この設定自体に問題はなく、Googleからペナルティを受けることもありません。
しかし、カテゴリーは記事を分類するもの、タグは記事の特徴を表すものです。
同じ名前にしてしまうと、それぞれの役割の違いが分かりにくくなることがあります。
例えば、
- カテゴリー:ブログ運営
- タグ:SEO
という設定であれば、
「ブログ運営」という分類の中にある記事で、「SEO」というテーマについて書かれていることが分かります。
このように役割を分けておくことで、記事を管理しやすくなるだけでなく、読者にとってもサイト全体の構造を理解しやすくなります。
私がカテゴリーとタグを決める時の考え方
カテゴリーとタグの役割が分かっても、実際に新しい記事を書くと「どのカテゴリーに入れよう」「どんなタグを付けよう」と迷うことがあります。
そこで最後に、私が実際に記事を書く際の判断手順を紹介します。
ルールは人それぞれですが、自分なりの基準を決めておくと、記事が増えてもサイト全体の構造を整理しやすくなります。
まずはカテゴリーを決める
新しい記事を書くとき、私は最初にタグではなくカテゴリーを決めます。
そのときに考えるのは、
「この記事は、どの本棚に置く記事だろう?」
ということです。
例えば、
- Search Consoleの記事なら「ブログ運営」
- AdSenseの記事なら「アフィリエイト」
- 生活に役立つ記事なら「ライフハック」
というように、まず記事を置く場所を決めます。
最初にカテゴリーを決めることで、記事を書く方向性も定まり、サイト全体の構造も整理しやすくなります。
タグは後から付ける
カテゴリーが決まったら、次にタグを考えます。
例えば、Search Consoleについての記事であれば、
- SEO
- リライト
- 検索順位
などがタグの候補になります。
タグは記事を分類するものではなく、記事の特徴を表すキーワードです。
そのため私は、
「この記事を探す人は、どんな言葉を思い浮かべるだろう?」
という視点でタグを付けるようにしています。
カテゴリーを先に決め、タグを後から考えるようになってからは、カテゴリーとタグの役割で迷うことが少なくなりました。
迷ったら本棚とキーワードを思い出す
カテゴリーとタグの違いで迷ったときは、記事の冒頭で紹介した「本棚とキーワード」の考え方を思い出すようにしています。
- 本棚に置くものなら「カテゴリー」
- 本の特徴を表すものなら「タグ」
と考えるだけで、それぞれの役割が整理しやすくなります。
もちろん、カテゴリーやタグの付け方に絶対的な正解はありません。
しかし、自分なりのルールを決めて運用することで、記事が増えても分かりやすいサイトを維持しやすくなるでしょう。
カテゴリーとタグはパンくずリストにも関係する
カテゴリーは、記事を分類するだけではなく、パンくずリストにも関係しています。
パンくずリストのイメージ

例えば、
ホーム
>
ブログ運営
>
カテゴリーとタグの違いとは?
という表示を見たことはないでしょうか。
これはパンくずリストと呼ばれるもので、読者に対して、その記事がサイト内のどこに位置しているのかを分かりやすく示す案内表示です。
上記の例であれば、「カテゴリーとタグの違いとは?」という記事が、「ブログ運営」というカテゴリーに属していることが分かります。
また、「ブログ運営」をクリックすればカテゴリー一覧へ戻ることができるため、関連記事も探しやすくなります。
このように、カテゴリーは記事を整理するだけでなく、読者がサイト内を移動しやすくする役割も担っています。
パンくずリストについては、名前の由来や役割を別の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
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まとめ
カテゴリーとタグは、どちらも記事を整理するための機能ですが、それぞれ役割が異なります。
カテゴリーは記事を分類するための「本棚」、タグは記事の特徴を表す「キーワード」と考えると、違いを理解しやすくなります。
また、カテゴリーやタグの付け方に絶対的な正解はありません。しかし、あらかじめ自分なりのルールを決めておくことで、サイト全体の構造が分かりやすくなり、記事が増えても管理しやすくなります。
私は、次のような考え方でカテゴリーとタグを設定しています。
- カテゴリーはできるだけ1記事1つにする
- タグは記事の特徴を表すものだけに絞る
- カテゴリーとタグの役割を分ける
- 迷ったら「本棚」と「キーワード」で考える
カテゴリーとタグを適切に使い分けることは、読者にとって分かりやすいサイトづくりにもつながります。
もし今後、カテゴリーやタグの設定で迷ったときは、
「この記事はどの本棚に置くべきか?」
「この記事の特徴を表すキーワードは何か?」
という2つの視点で考えてみてください。
きっと、自分に合ったカテゴリーやタグの付け方が見えてくるはずです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
